シンプルなタンブラーが入ってきています。
屈折する光がでる渦巻きや、六角のもの。
また色ガラスが巻いてあるものものも映った色がきれいです。
直にみますとかなり印象がちがいます
涼やかですが暖かみのある西川さんの吹きガラスです。
月別アーカイブ: 6月 2014
夏の陶器市 初日
木曽漆器 箸
漆は、不思議ですし分かりずらいことも多いです。
高価な印象もあり、扱いもどうしたら良いのか…そんな印象があると思います。
私もそう思っていますし、なかなか手が出ないもの…
ですが陶磁器にはかえがたい木のぬくもりがあり、魅力があることも確かです。
実家にねむっているものだったり、骨董市などの古いものは安価で良いものがたくさん出回っているので、その辺から漆器をとりいれていくのもいいかも、、、
陶磁器よりも強いとききますので、試しに使ってみては!
そんなわけで私もまだ知らないことの多い漆。木曽では、お椀などを仕入れたいと思うものの、塗り師さんたちに話を伺うだけにとどまりました。
そんな中、木曽檜を使った箸が目にとまります。
各工房で様々な種類の箸をつくっているわけですが、シンプルで使いやすくそれでいてそれほど高くないものは、以外と大きな物流にはのらないもの…
こういった箸は以外と見かけないなあ、、、と思いました。
写真では色が少し違ってみえるのですが、朱の色は”うるみ”と呼ばれ、赤っぽい茶色といった感じです。
木曽の工房で、とてもきれいだったのでみるようになりました。
もちろんうるみといってもいろいろな色があります。
黒と赤の色両方をいれるとこの色ができるそうで、色は細かい粒のようなもので色が”交じって”新たな色になるということではないそうです。
こちらの箸は、スキ漆(色の入っていないうるし)を塗り、乾かし、表面に凹凸をつくるためやすりをかけ、吸わなくなるまでもう一度塗り、上に仕上げの漆を1−2回かけているそうです。
こちらのお箸は、ちょっとよそゆき顔かな?!
さらに手間のかかった作業をされています。
スキ漆を塗り重ねること5回、なが塗りと呼ばれる仕上げは2回。
乾かす段階で色むらができぬよう、回転する機械を使い、漆が乾くには湿気と適温が必要なので(不思議!)ムロへ。
ゆっくり乾かすのにも2日はかかるそうです。
もちろん一本一本の手作業...
それから、この箸の先の部分はツルツルしないように、木曽の下地などに使われてきた”錆び土”を少し混ぜているのだそう。
細かい仕事に聞いているだけで気が遠くなります・・・
また私は、漆にちゃぽんとつけているのですか?と質問、刷毛で一本一本塗っているのだとか・・・
安易な発想がでてしまいました!すみません!
ちなみに、箸の素地自体は同じものだと思います。
とても軽いです。
明日より夏の陶器市
明日より西荻のギャラリーカドッコさんで5日間にわたり、夏の陶器市です。
ブログやツイッターなど見て頂きありがとうございます。
ようやく荷造りが終わりました。かなりの量になりました!
天気が良いといいのですが、最近の天気ニュースは驚くことばかり。
同じ東京でも地域によって全く違う天気になっていますよね!
なかなか’おもてなし’にならないと思いますが、何でも聞いて下さいね〜
ぜひいろいろ見ていってほしいです。
西荻散歩もいいですよ!!
竹富島のほうき
ソテツの葉を前に、まっちゃんおばさんとフガラ(マーニと呼ばれるクロツグの幹の部分。繊維状に覆われる)を乾燥させている所をみせて頂いたみっちゃんさん。
今回ほうきをつくっていただきました。
急な申し出に対応して頂いてありがとうございました!
竹富島から送られてきたかと思うと、うれしいかぎりです。
竹富島では大きな台風などで島が高波にあうと、塩害で植物、特に若い部分は成長ができなくなってしまうそう。
どの地方の民具や編組品をつくる方に伺っても、材料の確保と準備の方がつくる作業よりも大変だと皆さんおっしゃいます。
材料によっては年に一度だけ、花をつける前に収穫した方がよいものなど。
状態の良いものは用意するのは、さらに目を配る必要があります。
また材料によってはすぐに編まなくてはならないもの、準備しておけば大丈夫なもの、乾燥させてから使えるものなど、さまざま。
いくつかの材料を組み合わせるとなると、さらなる手間になりそう...
こちらは、マーニとその幹の部分。見えづらいのですが、黒く覆われている部分を”フガラ”と呼んでいます。
まっちゃんおばさんによれば、ソテツの若い葉とそうでないものとでは、”しなり”具合に違いが出るのだそう。
ソテツの葉は、強いけれど少ししっとりした感触でもあり、形も一度曲がってしまってもまたいい形に戻るので、ポキッと折れることはなさそうです。
ソテツの”ポーシ(竹富島での呼び方みたいです)”ほうきは、土間で薪でごはんを炊いていた頃などは、土間の掃除やかまどのすす払いなどによく使われていたとか。地元の年配の方にとっては懐かしいのだそう。
また資料館の方から伺った話しによると、御嶽(オン又はウタキと呼ばれる祭りごとが行なわれる場所)での行事の際は、近くに生えているソテツから葉をとってきては掃くことにもあるそうです。
竹富島の御嶽は鳥居がありました。とても神聖な場所とされています。
本当は写真をとってはいけないのではないかと思うのですが、、、あまりにも場所の雰囲気がよかったので。
大丈夫かな??
吹きガラスの西川さん、八重山民具のほうきなど
陶器市用に最後の最後ぞくぞくと届いた、広島と沖縄で制作されている西川孝次さんの吹きガラスや石垣島、竹富島のほうきたち。
それから木曽檜のお箸。
実際みていただくと、写真とは違った感覚でみていただけると思います。
手に取っていただきたいので時間があえば、ぜひ西荻までいらして下さい。
益子 6月
益子焼の大誠窯さんに、昨年の冬に頼んでおいた焼きものをとりにいってきました。
4月の窯から片口や鉢など、たくさんとっておいていただきました。
つくられる方にとっても、焼きものは偶然の産物のようです。
想像していた通りに焼きあがったもの、想像をこえて焼きあがったもの、また3、4割は売ることができないものだそう...
しっとりした雰囲気は、まさに益子の里そのもの。
陶器市にももっていこうと思っています。
今回も焼きものの質問をいろいろと伺って、時間のない中ありがとうございました!
益子の里は、ちょうど雨の切れ間。
いつものように大誠窯さんから自転車を借りて、サイクリングがてら今まで行ったことのない方面まで足を延ばし、すがすがしい一日を過ごしました。
水田もきれいでしたが、小麦の収穫をされていた畑にも見入ってしまいました。
穂がついているので麦と分かりましたが、刈り取ってしまったら、私はわからないなあ・・・小麦も大麦もわかっていないし・・・ホント知らないことだらけだなあと痛感。
目薬の木なるものの木片の袋詰めが道の駅で販売しており、地元の方にこちらもきいてみたいところ。
お土産は、ついつい素通りできない城内の「赤羽まんぢう」さんのまんぢう、ましら子は登り窯をイメージされたお菓子だそう。どれもいつ食べても美味しく感じられるお菓子です。それってすごいなあ。
益子にいかれた際にはぜひ!!
夏の陶器市 2014
どれくらいの量になるかとっても心配…
いろいろとみてもらいたいので、場所が許す限り持っていきます!
また案内状には間にあわなかったのですが、広島で吹きガラスをされている西川孝次さんのタンブラーやリキュールグラス、八重山石垣島や竹富島の民具(ほうき類)も今つくって頂いているのですが、間に合った分だけもっていきますのでお楽しみに!
ニチニチ日曜市 6月/2014
エバジャムさんからご紹介いただいて、今回はじめて国立駅にほど近いニチニチ日曜市に出店いたしました。
9周年を迎えられたそうで、ファンの方が多い市。毎月出店者が変わる楽しみもあります。
この日の天気は申し分なくさわやかで、W杯のコートジボワール×日本戦にもかかわらず、
長い列ができるほどお客さんがいらっしゃいました!
今回多く持っていかれなかったので、小鹿田焼や沖縄の定番のお皿を中心にお持ちいたしましたが、小鹿田焼はご存知の方も多く声をかけて頂きました。
お皿自体は”派手”な印象だけれど、料理をのせると馴染むのよね〜などなど。
すでに使っていらっしゃる方は、友人から頂いたとか、大分県日田市を訪れた際に買い求めたとか、お話がきけて楽しい限り。
午後には私も販売はどこへやら...おいしいピンチョスを頂きながら、ビールをグゥーッといってしまいました〜
コトコト煮たという砂肝...やさしい美味しさにビールがすすみました!!
自分が一番楽しんだかもしれない、ニチニチ日曜市、
また今度出店できる日を楽しみにしています!
カラカラ 泡盛
先日何年かぶりに友人とご家族がいらしたので、泡盛をあけました。
この古酒は恩納村を訪れた際、道の駅でぜったいにおいしいから〜という説得に負けた一本。
せっかくだからと、沖縄風にカラカラに入れてみました。
割らずに飲んでみたかったので、花酒用の小さな猪口。
古酒は初めてだったのですが、一杯目はアルコールの強さしか感じなかったものの(43度)、2杯目3杯目と甘く香ばしくなっていきました。後味もさっぱりで残ることなくかえってスッキリして、クッっとあおるテキーラのよう〜
ほんとうにおいしいものですね。
沖縄の方は地元の泡盛しか飲まないとか?!
大きなカメごと購入し少しずつ飲む方もいらっしゃるとか。
今は税金で優遇されている面があるそうで、今後撤廃されるようなことがあると高くなるから飲み手が少なくなり、製造元もどうなるかなあ〜という危機感があるそうです。