沖縄のやきもののなかで、把手や口の部分などに青緑の釉薬がかかっていることがあります。
沖縄では”おーぐすや””おーぐすやー”と呼ばれています。これは、琉球時代のやきものにもみられる特徴です。
いろいろな方にお聞きしましたが、なぜかけられるようになったのかは分からないが、やきあがるとつないだ部分の白い化粧土に割れ目が入りやすいのを隠すためではないかーというお話が多かったです。ただ、なぜこの色を使ってきたのかは、わからないみたいです。
釉薬によって、溶ける温度が違うのでそのことも関係があるのでしょうか・・・
表面の化粧土に割れ目が入るだけで、本体に割れ目が入っているわけではないのでご安心を。
作り手の方々によって、おーぐすやーの色もいろいろですし、とろっと流れた感じも楽しいです。
写真は宮城正享工房より。