浅草アミューズミュージアム〜常設「BORO」と特別展「南部さしこ」

浅草のアミューズミュージアムは開館10周年を迎え、区切りとしてこの3月末で閉館されるとのこと。
また新たな形で国内外の方々に見ていただく機会があるかとはおもいますが。。。閉館までぜひ!

「BORO」という言葉にドキドキしましたが、見れば納得です。
田中忠三郎さんという民俗学者の方が自身の出身でもある青森を中心とした生活に使われてきた衣服や布団などのコレクションです。
何世代も受け継がれてきた布地を張り合わせた仕事着、下着、夜着、布団…と聞くとどう想像するでしょうか。
きれいとは到底いえない擦り切れ糸状になってかろうじてつながっている布とまた布を張り合わせ、綿が手に入らないため擦り切れた仕事着に布をあて合せ、またかぶせ合せひと針ひと針。。。
今の自分たちが着るだろうか、使うだろうかと考えたら使いたい人はおそらくいないのでは。
ほんの一昔前に明らかにあった貧しさ、何かを造ろう残そうという以前に身につけるため寒さをしのぐために必要とされたもの、ものを大切にというより選ぶこともかなわない暮らしがあった。

これらの品々が「美しい」といえるのは、すでに自分からは距離があるから。。。
客観的にモノとしてみることができるのだから。
使われてきた布地が擦れてほつれたタテ糸ヨコ糸が見え、糸になっても確かに美しい。
昔の布自体の良さも改めて感じました。
家族を思い手に入れられるものでなんとか活かそうとする気持ちは、田中さんの故郷の思い出や聞き取りのエピソードからも伺い知ることができました。
辛い記憶とともに封印してしまいそうなこうした布地や生活用具ですが、集めて下さってまた見せてもらうことができて感謝しかありません!

常設「BORO」展より


特別展「南部さしこ」。こちらも田中さんのコレクション。

→ 標 しもと 

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