フチ重ねのやきもの

やきものを窯で焚く際に、限りのある空間を余すことなく効率よく多くの品を詰める必要があります。
様々な方法で工夫されるわけですが、同じ大きさのものを重ねるのが基本多いでしょう。釉はガラス質に変わることから溶けて着いてしまったもの同士は到底剥がれるものではなく壊すことになってしまいます。
そうなることを防ぐため、高台の裏と表が合うところをあらかじめ蛇の目に削るなどの作業が必要になります。

そこで重ね方を変え、フチには釉を用いずフチ同士を皿なら円盤状に重ねることでくっつくことなく焚くことができます。
通常の重ね方よりもう一枚以上みるからに場所は取ることになるわけですが、また違った品が我々を楽しくさせてくれます。
作りたいものを作っているという風にもしかしたらみえたりするのか分かりませんが、買う方がそこまで気にされることでもないかなとも思います。
限られた与えられたというと制約があるようにも聞こえますが先人や土地や材料から受け継ぐものには知恵や工夫が詰まっていて、生かすことで生業になるようなことなのかなと思います。まとめられるようなことではありませんが。
昔の壺や深い鉢でもさらに内側に小さなものを入れて焚いた跡などみてとれることがあり、たまには思いを巡らせてみるのもいいのではと思います。

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