寒竹を使ってざるやかごを作っている関根さんは、竹の成長のため数カ所採るところを管理しています。 栃木といえば大谷石(おおやいし)が有名ですが、地元の芦沼石(あしぬまいし)も採掘していたことがあったそうです。 石切場の岩盤の上なのですが、長年積もった落ち葉などからできた腐葉土の層が出来上がっています。寒竹は地下茎で広がっていくためかそのような地面でもしっかり育っていくそうです。 この場で刈り採り、葉は全て落として持ち帰ります。 見せて頂きましたがとても傾斜のきつい所です。 上部は山登りだとチェーンがあってもいいくらいです。 昨年は3mほど滑落してしまったそうです。 大丈夫だったとのことですが、一人で作業しているので本当に危険と隣合せです。 また竹は細いながらも刈った先がとても鋭く硬くなるため、ゴムの長靴で何度かは貫通したこともあるそう。 普段はなかなかこうしたことはお話になりませんが、改めて聞かせて頂きました。 でもここは急だからこそ?日当たりがまんべんなく入りまっすぐな竹になりやすいと、それはそれで嬉しそうでした。。。


