沖縄の印花文

沖縄のやきものには、多彩な技法と絵付があります。
どの技法がいつ頃はじまったのか、、、という答えは分からない部分が多そうですが、現存するものや出土したものなどから紐解き想像してみるしかないようです。
琉球王国は東南アジアの国々や今の中国韓国といった他国との交易が盛んだったこともあり、陶磁器の技術と共に様々な品物が運ばれてきたようです。
沖縄で今受けつがれている技法や絵付も、元をたどるとこういった交易品にたどり着くことも少なくないのではないでしょうか。

写真のような印花文、梅文などと呼ばれる模様があります。
そもそも花や梅をイメージしていたのかさえも分からないようですが、今でも人気のある模様の一つです。
こちらもいつ頃から沖縄で用いられていたのか、知らずにすみません。交易品とは関係なく近代はじめられたものかもしれませんね。
古く中国や朝鮮には押し型や象嵌の印花文がありよく知られるところですが、そちらははっきりとした花の模様に見えるものが多い印象があります。
現在の沖縄では、筆を使って絵付けをする他、木の棒などを束ねてスタンプのように絵付をしたり、白土で盛り上げるなどし、いろいろあり面白いですね。

少し古いもの

 

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沖縄の吉陶房より入荷のお知らせ

沖縄の吉陶房さんからも品物が届きました。
片手で注げるくらいの大きさの醤油さしや豆皿。
小さな花入れは10cmくらいで、沖縄でよく用いられる絵付やお酒の入れもの嘉瓶(ゆしびん)の形をしたものなど。
今度お知らせいたしますが、壁掛け用のミニミニ花入れも。
ちょうど探していたよ、という方には見ていただきたいです。

又吉さんは、頼まれて大型の嘉瓶を作ることがあるそうです。
実際お祝い用として使うものよりかなり大きいものは、玄関に飾ったりしたいと声がかかるそうです。
最後は口を下向きに逆さにして作っていくようです。


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沖縄のやちむんなかどまり工房を特集中

沖縄のやちむんなかどまり工房さんより、やきものが届きましたのでまとめて展示しております!
大変重宝する浅鉢や平たいお皿類などを中心に並べております。
形はもっと良くしようという意気込みから、少しずつ変わっていきます。他の窯元さんも同様ですね。
ちょっとした材料の変化でも変わってしまうのでしょうね。
楽しい気分になること間違いないです。ぜひ見にいらしてください!

ここ連日の九州北部の集中豪雨の被害が広がっていますね。
東峰村は、小石原焼や高取焼の窯元さんが多いところ。
小鹿田焼の里も近いです。
早い終息を願っています。

今月は通常通り、駒込の店は火曜日定休です。
暑い毎日が続きますが、皆様どうぞお身体に気をつけてくださいね。

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沖縄の横田屋窯より入荷のお知らせ

沖縄の横田屋(ゆくたや)窯より、お頼みしていたものがいろいろ届きました。
便利な七寸六寸皿やおそばなどにもよい大きめのマカイ。
醤油さしもぷっくりしたかわいらしい形。小皿を受け皿にしても。
常に新しいことに取り組んでいらっしゃいます。
他にもいろいろありますので、ぜひどうぞ!

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沖縄の江口窯よりやきもの届きました

沖縄の本部にて製作されている江口窯さんのやきものが届きました。
本部は美ら海水族館が有名ですが、那覇から本部、奄美や徳之島などの諸島を経て鹿児島への船旅が楽しめる港があります。漁港としても残っているのかな?おだやか〜な雰囲気が心地良いところです。

江口窯さんではいろいろな絵付や技法を使ったものがあり、ちょっと面白いものも作っていて楽しいです。
今回はふんわりとした絵付のものが多いですが、いろいろ見ていただけたらと思います〜
それほど多くはありませんが届きましたので、お待ちになっていた方、ごめんなさい!

窯元さんより本部の海が見えます

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沖縄と九州へ

先月ですが、沖縄と九州へ行ってきました。
今回は熊本の窯元さんと小鹿田焼の里まで、国立のニチ市でも大変お世話になった若ちゃんと合流し、また一味違った楽しい旅となりました!

北窯では次の窯火入れまで2週間あまり。準備で大忙し。これから上絵付けを。
今年は20年以上使い続けてきた窯の修繕があったそうです。
外に干していた器も雨が来たぞー!の声で、いったん軒下へ。

横田屋(ゆくたや)窯さん
準備が整ったのもから少しずつ窯へ。器と器とのすき間に箸置きやようじ壺などの小さなものを配置。

首里城近くの鴨ちゃん。
 

 

 

 

 

 

 

季節の花や木々も楽しみの一つ。
 

他の窯元さんの工房へも訪問。今回もまたいい勉強の機会になりました。

小鹿田焼の皿山にも春の陽ざし

坂本浩二窯の前。水ひした土を分けて干しているところ。捏ねてかえしたりして水分を抜いていく。作るものに合わせて3〜4種の硬さに用意するのだそう。なるほどなあ〜

柳瀬朝夫窯。早くも次の窯用の作業中。
団子状に玉を作り、お皿を作る方法。刷毛目の白化粧がけまでイッキに。

黒木富雄窯でも、あとは釉薬がけの作業を待つ器たち。
ろくろの作業中でも位置を入れ替えるなど、乾かす工程は細かそう。
富雄さんは、鉢作り。木槌で叩いた底から紐状の土で形を作っていく。

熊本のふもと窯さん
修行中の皆さんとともにこちらも大忙しでしたが、朗らかな尚之さん。
すり鉢に釉がけ。大きめのものは、どんぶりの上に逆さにして焼くことが多いのだとか。
窯の灰やワラなどがなるべく入らないようにとのこと。
  

まゆみ窯さん。夕方になりましたがお会いできてよかったです。
以前気に入っていた土がなくなっていたが、また似た土が見つかった!と話される様子、嬉しそうだったなあ〜

駆け足でのご紹介でしたが、細かな内容など間違えていたらごめんなさい!
皆様も旅行の際など、各地にある窯元さんなど訪ねてみてはいかがでしょうか〜

あと先日お客様から、小鹿田焼の土の採掘場のニュース見ましたよ!と教えていただきました。
熊本地震や大雨の影響で採掘場の上部に崩れがあるなどで、危険な状態のため復旧工事を行うとのことです。里から近いですが、確かに急な斜面のようです、、、

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渡名喜瓶とびんしー

沖縄の古いものでも、祭りごとに使われるものやお酒に関するものが保存も良く展覧会などでも見かける事があります。
形も装飾技法も様々ですが今のものより素朴ながらやわらかそうな土の感じで、とても大切にされてきたのだろうと思います。詳しくはないですが、今でも祭りごとは重要なこととして受け継がれているようです。

沖縄の焼きものづくりに携わる方々は、こういった地域に残る形や技法をとても大事に思っているのだなと感じます。
「誰かがやらないと作り方を忘れてしまう〜」と軽やかな感じで皆さんおっしゃいますが、強い思いがあるのだな、、、と外からたまに訪れる私にも分かります。

写真にあるのは、左が渡名喜瓶(となき)瓶。右がびんしー。
横田屋窯さんのものです。
渡名喜瓶は、もともとは墓前に供えるお酒入だそうで、渡名喜島からの注文が多かったことからこの名がついたのでは?と言われているそうです。腰の張った独特の形をしています。古いものでも胴や首部分に飛びカンナが使われることも。
びんしーも御神酒入れで瓶子(へいし)を、沖縄ではびんしーと呼んでいるようです。
形は色々なものがありますが、縦長にすらりとしています。
お酒入れ、といっても用途や使われる場所が違うのでしょうね。
また別に、酒や盃、お米やお金などを入れる六つに仕切られた祭りごとに使われる塗りの箱で、びんしーというものがあるようです。

古いものを模したもの、装飾などは少し今に合わせたもの。皆さん色々作られているようです。
使う側もとらわれず色々と使ってみては、いかがでしょうか。

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