益子焼大誠窯より入荷のお知らせ

益子焼の大誠窯さんより少しですがお店に並べました。
中央のお皿は大きく見えますね、、、ですが5寸ほどです。
今回柿釉のものが多くなってしまいました。
よく見ているとコーヒー色チョコレート色、、、という感じで美味しそうです笑

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早春の益子へ

先日お休みを頂いて、益子を訪れました。冷たい風も清々しい晴れた日。
大誠窯さんでは、至る所に火の気配。
窯は湿気を取るためでしょうか、少し火を入れていました。
その時は木蓋をするのだそう。

登り窯の話を少しお伺いしました。
部屋ごと交互に出来上がりが違っていくことが多いのだとか。
また青磁の色は、口に近い部屋では色が黒くなってうまくあがらないとのこと。
部屋ごとにもどこに何を入れるのか、、、考えて配置する必要があります。
置く場所はかなり重要なのですね。
また焚いているときに窓から覗いて、いいぞ!と期待すると、出してみると違ったりすることもあるのだとか。
小鹿田焼の坂本工さんも以前、焚けば焚くほど分からなくなる、、、と言っていたっけ。

それから昨年オープンした「道の駅ましこ」で、昭和の中頃?の益子の窯業の様子を映した映像やパネル、山水土瓶や汽車土瓶の展示、原土についての紹介などの企画「土は語る/過去編」が開催中です。
窯元さんにおしえてもらい駆け足で見てまいりました。
〜3月31日(金)までです。お休みの日もあるそうですので、行かれる方は気をつけて下さいね。

 

最後にお頼みしていた寒竹細工を受け取りました。
どんどん硬くなって折れてしまうので獲って約4日で仕上げるの作業を繰り返します。
そろそろ終えて、ドジョウの仕掛けづくりをされるそうです。

この辺りの刈り取られた田畑は、枯れてきれいな色をしていました。
少し芽吹いているものもあり、それもまたきれいです。


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益子の寒竹細工

寒竹のざるなどを作る関根さんから、いろいろとお話を伺いました。
益子では梨の収穫用の竹かごを全国に販売していたところがあり、戦後ほとんどの男性は職がなかったので、そこで働く人は多かったそうです。関根さんのお父様もそこで竹かごを作っていたそうです。冬場は寒竹細工を中心に、夏はどじょうの仕掛けの金網なども頼まれるそうです。

寒竹はおかめ笹とよく似ています。葉の形が違うようにも思いますが、なんとも私には分かりません、、、
夏場は虫が内側でわいているとボロボロになったりするので、冬季だけにしているそうです。
何箇所かあるそうですが見せていただいたところは、かなりの斜面。
刈り取った後は、竹は硬くなるので、細い針山のようなところになります。
雪や雨後の地滑りなど、危険です。

また光を求めて一本一本生えてくるため、収穫の周期をもうけているそうです。
手入れというか定期的に収穫しているので、整っているようにみえます。
太いものだと鉛筆くらいになるそうで、太さと長さによって作れるものが自ずと決まってきます。質の良い材料と見極めが重要であることがわかります。

材料を採ってから葉も落とし、一週間程度で形にしなければどんどん硬くなり作れなくなるそうです。
土台となる部分を作ってから、上部、最後に底の部分を編みあげていきます。
他の竹細工も集中力のいる作業だと思いますが、寒竹はイッキに仕上げていきます。
足さない部分と足していく部分、材料をその場で選びながら形にしていきます。
材料を動かすというよりは、自分が廻っていきます。
90度くらいに曲がるしなやかさが、この時点にはまだあります。
とはいえ要所要所でグッとシメる力が必要で、慣れが必要。
最後の全体の形を整える作業も、フチがググッと内側に入って整った形に。
持ち帰って私も力を入れてみましたが、ビクともせず今度は竹の戻ろうとする力が働いている感じでした。
スピード感のある作業は、やっぱり長年やってこられているからなのだなと思いました。

 

 

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寒竹の編み組み入荷のお知らせ

益子より寒竹の編み組みが入りました。
硬くなると作業が難しくなるので、採取してから1週間程度で形にするそうです。

数ヶ月もかからない内に、乾いて色が抜けていきます。
その後は、いったん砂のような色になり、茶色飴色にと変わります。
青竹の水分のあるふっくらした感じと、かすかな香りを楽しめるのは出来上がり間もない内です。
ぜひ見にいらしてください〜

 

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益子から 山椒のすりこぎ棒

先日益子を訪れた際、久しぶりにすりこぎ棒を作っていらっしゃる関根さんを訪ねました。
山椒の木は成長が早い方だということですが、それでも一番細いすりこぎで10〜15年くらいのものだとか。
木そのもの、肌がついた状態ですので長さと太さ、真っ直ぐな部分がどこかでおのずと決まってしまいます。
削る前に1〜2年ねかしておくそうです。

山椒は、程よいやわらかさでとてもすりやすいです。
少しずつ削れたものを摂取するのは、昔でいうところの毒消しの役割に。
大きさや長さは色々なので、持ってみてしっくりくるものがいいと思います。
好みもあるかと思いますが、少量でも大きめのすり鉢とあたる面積が広いすりこぎが、やはり早いです。
両手ですると力が入り早いので、両手で持ちやすいものを選ぶといいとおもいます。
ごく少量すりたい時は、小さなすり鉢と小さなすりこぎが使いやすのではないかと思います。

洗ったすりこぎは干して乾かしておくといいようです。
保管場所も吊るしておければ、理想的。
この工房のように、、、

お父様は、竹細工の作業中。
青竹がまぶしいです。

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益子焼大誠窯の展示

駒込の店では、益子から大誠窯さんの焼きものをまとめております。
一枚あるだけで、食卓がぐっと引き締まった印象に。

昨日、看板の「益子焼」の文字からご近所の益子出身の方がいらっしゃいました。
幼い頃の様子を話して下さいました。
ご親戚が窯元さんで、瓶、すり鉢、土瓶などをとにかく多くつくっていた印象があるそうです。
ワラで包んだ荷を、福島方面に運び、帰りは益子ではあまり見かけなかった漆の品ものを持ち帰ってきたとか。
子どもの自分にはこけしのついた箸をお土産に買って来てくれたのだそう。
その頃は皆川マスさんがいらして濱田さんの作業風景をみることもあったそうですが、お二人とも有名になる前でそんなにすごい人だとは思ってもみなかったそうです。

ワラでの荷造りは、もう少し前の話しかと思っていましたが、昭和の初期くらいまでは使われていたのでしょうか。
東京へももちろん相当の量が入って来ていたはずです。帰りは何を持っていったのでしょう、、、?
そんなことへ思いを巡らせるのも楽しいものです。

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