瀬戸は、誰もが知るやきものの大産地です。
地元の方に尋ねますと、良質の土が掘ればどこからでもでるような恵まれた土地だそうで、どれだけのモノが世にでたか気が遠くなるほどなのに、土がなくなる心配は今の所なさそうです。
豊富なので、近隣のやきものの産地に出している程だそうです。
ある産地では土地の所有者の問題もあり、元々土が浅い層にしか出ないこともあって、すでに蓄えたもので終了とのこと。
それを他の地の土を混ぜるなどして少しずつ期間を延ばしていき、30年くらい持つかなあ、というお話でした。
その後どうするのか・・・といった話しはとても聞けませんでしたが、各自が欲しい土を手にすることができる今、大きな問題ではないのかもしれません。
かつては窯元さん各自で、やきものに使う土が掘れるような山を持っていたとか。
こういったことは、今は各自治体や窯業組合などが、管理していることでしょう。
とはいえ、どの産地もそれぞれの窯元さんで相当な研究と工夫をされているのは、もちろんのことです。
おなじ地元の土であっても同じものができるわけではありません。
また、必要に応じて自ら裏山の土を混ぜてみたり・・・
産地のやきもの、とはどういったことなのか・・・いろいろと知る機会がふえました。