笠間は焼きものの産地としては、近隣の益子焼よりも古く日常に必要な焼き物を多く焼いていました。
鍋や釜が今のような金属製のものに変わる前の、煮炊きに使われてた陶製の鍋。
大鉢や壷、火鉢や片口。
様々なものが焼かれていたのですね。
益子焼の釉薬
益子焼の伝統的な釉薬を紹介しておりました。
灰、糠白、飴、柿赤、並白、糠青磁、黒が主だったもののようです。
かめや鉢、火鉢に大徳利。
写真にはありませんが、古いもので他の産地でも糠白にきれいな薄緑の組あわせをよくみかけるなあと思っていたら、糠白に酸化銅を混ぜたものが、あの鮮やかな緑色になるとは・・・組合わせとしてつくりやすいので、多いとのことです。
勉強になりました。
小鹿田焼の生まれるところ
日田市
小鹿田や小石原の里の中継地ともいえる日田市は、鵜飼を行なう水のきれいな川に恵まれた所です。
市内に水路が巡っており涼しげですが、盆地のため暑さはなかなかのものです!
どちらの里も山あいにあるため、かなり涼しくなります。
かつて、小鹿田焼は日田市まで馬にのせ行商にきており、日田を経由して地域に広がっていったため”日田もの”と呼ばれていたそうです。
登り窯は山の傾斜を利用することが多く、材料や燃料となる木材などの調達を考えますと、山間部でやきものがつくられるのがかつては自然なことだったのだな、とあらためて思います。
今はやきものづくりもいろいろと便利で、場所を選ばなくなってきているのですね。
関係ないですが、いい表現の表記を見つけました!
うつわと菓子
益子焼とおまんじゅう
小鹿田焼とザボンの砂糖漬け
お菓子のことからはじまりました!
おまんじゅうは、益子の地元の和菓子屋さんのものです。
濃厚でおいしかったです。草餅も行かれた際はぜひ。
ザボンの砂糖漬けは、長崎で見つけたものですが明治時代からつくられているお茶のお友だそうです。
苦いものに強い私は気に入りました。
ほうじ茶にも合いそう!