再び観る映画

最近立て続けに以前観た映画を、再び観る機会がありました。
台湾のホウ・シャオシェンの二本立て、「恋恋風塵」「童年往事」。
スタンリー・キューブリックの「博士の異常な愛情」「時計じかけのオレンジ」。

二本立て、三本立て、オールナイトなど学生時代、本当によく映画館に足を運んでいました。
当時はお客もそれほど多くなく、いつ入場してもOKでしたし、いびきがきこえてきたり、弁当を持ち込んだり自由な感じでしたが、こういった映画館が減ったせいか今はどこも混みあっている気がします。最近は新作の上映期間も短くなり、すぐに二本立てになったりして、これは嬉しい。

「恋恋風塵」「童年往事」共に、劇的な終わりが何とも悲しい。今観るともっと感じます。
ホウ・シャオシェンの映画はしみる映画が多いです。代表作「悲情城市」は高校時代とりあえず片っ端から映画をみていたころにたまたま観ました。日本の統治から離れた台湾の様子を描いた内容を当時はよく分かりませんでしたが、風景や食事の様子が印象的で、この感じは何だろうと台湾映画が気になりエドワード・ヤンやツァイ・ミンリャンを観るきっかけにもなりました。

「博士の異常な愛情」は、水爆投下をめぐる風刺で、アメリカとロシアの冷戦、ヒットラーや軍部を皮肉った内容。
学生の時に観た時は、社会的な背景や世界情勢などを理解しようと必死に追いかけていた感覚でしたが、今はひと言ひと言がピンときて、この年齢にきて解る楽しさ。最初から最後まで釘付けです。
とはいえこの映画”現実”に即した怖さがあり、人間がしてきたことへの愚かさが描かれています。この映画をみる今の私たちにとっては原発を巡る”現実”を思わないはずもありません。東日本大震災があったからこそ分かったことがあるなんて皮肉です。
キューブリック映画特集、中年男性のファンでいっぱいです。4/4(土)まで池袋・新文芸坐にて。
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