スズ竹に花が咲いてしまって。。。とはじめ聞いて全く何のことか分かりませんでしたが、ということは竹が枯れてしまうことなんだと説明を伺いました。 花を咲かせタネを飛ばして新たな芽が育つ。 という通常の花木の感覚で毎年というサイクルが、何と竹には百年に一度なのだという。 ひどいことに広範囲にそうした状態になるとのこと。 もっと遠くへ新たなところでより強くということが必要なサイクルが百年なのか分かりませんが、必要な循環なのでしょう。 ところが竹を使った生業や副業をしている人間界には非常に困った事態です。 普段は豊富にみられた竹の密集したところも遠目からでも分かるくらい見事に枯れているそうです。 現時点で少し取れることもあるそうで遠出をしてそうしたところを見つけて、少しずつ材料を集めているそう。以前では考えられないことだそうです。 百年前には確かにそうしたことがあったという記録はあるそうなのですが、もちろん当時を知る人もなし、その後どうやって元どおりになったのかまでは分からないようです。 水も豊富にあり木も豊富にあり。。。と思っていてもいつまであるのかは分からない。 こうしたことは一例ですが、人が自然を作り出すことはできず恩恵を受けるだけにすぎません。 この間は限られた材料で技の継承だけは続けていきたいと、皆さんの意気込みが力強かったです。 花は写真のような柔らかい穂先?の部分です。
